こんにちは!新年早々さまざまな影響が続いていますが、体調管理をしっかり行っていきたいですね。
今回は「滑走路標識」について、パイロット目線でわかりやすく解説していきます。普段何気なく見ている滑走路にも、安全な離着陸を支える重要なサインが数多く存在しています。
この記事を読めば、空港に行ったときの見方が一気に変わりますよ!
走路標識は全部で10種類ある!
まず結論から言うと、滑走路標識は全部で「10種類」存在します。
意外とキリがよく、覚えやすいですよね。
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。
① 指示標識(滑走路番号)
滑走路の両端に表示されている大きな数字です。
この番号は滑走路の向いている方位(磁方位)を示しており、例えば「09」であれば約90度方向、「27」であれば270度方向を意味します。
パイロットはこの番号を見て進入方向を確認し、正しい滑走路にアプローチします。
② 滑走路中心線標識
滑走路の中央に引かれている白い破線です。
この線は、離着陸時に機体を真っ直ぐ保つための重要な目印で、特に視界不良時には欠かせない存在です。
破線の間隔は滑走路の長さに応じて決められており、細かい規則が存在します。

③ 移設滑走路端標識
滑走路の使用開始位置が途中に設定されている場合に表示される標識です。
矢印のような形で示されており、「ここから先が実際の離陸開始位置ですよ」という意味を持ちます。

④ 滑走路進入端標識
滑走路の最も端にある標識で、進入の開始位置を示します。
滑走路の幅によって白線の本数が変わるのが特徴で、幅が広いほど本数が多くなります。

⑤ 滑走路中央標識
滑走路のちょうど中間地点を示す標識です。
パイロットにとっては、着陸後の減速や停止判断の目安として重要なポイントになります。
⑥ 目標点標識(エイミングポイント)
通称「豆腐」とも呼ばれる、着陸時の目標地点です。
パイロットは基本的にこの地点を狙って接地するように降下していきます。
⑦ 接地帯標識(タッチダウンゾーン)
目標点標識の前後に配置される複数のラインです。
これは「この範囲内で着陸するのが理想」というエリアを示しており、安全な着陸を支える重要な指標です。
滑走路に黒いタイヤ痕が多く残っているのは、このエリアに正確に着陸している証拠です。

⑧ 滑走路縁標識
滑走路の両端に引かれている実線です。
この線によって、滑走路の幅や範囲が明確に示されています。
⑨ 積雪離着陸区域標識
積雪時に使用される特殊な標識です。
雪によって滑走路の境界が見えにくくなるため、安全に使用できる範囲を示すために設置されます。
雪の多い地域の空港で見られることが多いですが、実際に見る機会は少ないかもしれません。

⑩ 過走帯標識(オーバーランエリア)
滑走路の延長部分に設けられたエリアで、緊急時に機体がはみ出した場合の安全確保のために存在します。
見た目は滑走路のようですが、地面の強度が低いため通常の離着陸には使用できません。
矢印状の標識で区別されています。

滑走路標識の色にも注目!
基本的に滑走路標識は「白色」で描かれていますが、地域によって例外があります。
例えば、
- 北海道
- 東北
- 沖縄の一部
などでは、積雪や視認性の関係で「黄色」の標識が使われることもあります。
まとめ|滑走路標識は安全運航の生命線
滑走路標識は単なる目印ではなく、パイロットが安全に離着陸するための重要な情報源です。
今回のポイントをまとめると、
- 滑走路標識は全部で10種類
- それぞれに明確な役割がある
- 視界不良時ほど重要性が増す
- 地域によって色が変わる場合もある
ということになります。
次に空港へ行ったらチェック!
今度空港に行く機会があれば、ぜひ滑走路の標識にも注目してみてください。
「ここが目標点か!」
「中心線ってこうなってるんだ!」
と、新しい発見がきっとあるはずです。


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