みなさんこんにちは、あつ森のハロウィンを満喫したコロ助です(笑)
もう住人が可愛すぎましたね。。。
じゃあ本題に入ろうと思います!
まず離陸距離と着陸距離の定義について
定義は耐空審査要領で決められており、以下の通りです。
航空機が地上で滑走を開始し、離陸して高度が35フィート(10.7m)に達する距離を「離陸距離」
滑走路の端を高度50フィート(15m)で通過し、航空機が停止するまでの距離が「着陸距離」
つまり離陸に関しては滑走をはじめてから浮き始めるまでではないということです。
着陸に関してはある高さから着陸して完全に停止するまでの距離ですね。
それでは実際にこの距離がどのくらいなのかという話をしていこうと思います
・離陸
離陸の際に離陸距離は外部環境によって大きく変わってきます。
主に外気温、気圧、滑走路の状態(DRYなのかなど)、風向風速、標高、滑走路の傾斜です。
もちろん飛行機自体の状態も大きく影響します。
重量、重量分布、離陸形態、等です。
要因を一個づつ考えていきましょう。
気温は低い方が空気密度が大きくなってエンジンの性能が良くなるためです。
気圧は高い方が同じく空気密度が大きくなってエンジンの性能が良くなるためです。
滑走路の状態は乾いていた方が、タイヤにしっかりと圧力が伝わりやすいからです。
風向は正対風の方が揚力を得やすくなり、風速は正対風なら大きい方が距離は短くなり、背風なら小さい方が短くなります。
標高も低い方が空気密度が大きくなってエンジンの性能が良くなるためです。
傾斜はもちろん下りの方が早く速度がつくため距離は短くなります。
飛行機の重量はさておき、離陸形態ってなに?
飛行機の重要な装置のフラップというのを聞いたことありますか?
揚力というのは速度が大きい方が大きくなるん(ベルヌーイの定理)ですが、フラップを翼から展ばすことで小さい速度でも比較的大きな揚力を発生させることができます。
パイロットはこのフラップの展ばし具合によって形態を選択しています。
では着陸についてはどうでしょうか?
もうわかりますよね、離陸と考え方はほとんど一緒です!(笑)
つまり先日の記事、日本の空港標高編で紹介した空港は離着陸の条件が少々厳しいということになります。
実際の距離はこんな感じです。
B777ー 3200m(10500ft)
B767ー 2200m(7200t)
B737, A320 ー 1800m(5900ft)
小さいものでも約2km、大型機だと3km以上も必要なんです!
これを知っていると、この空港にはB777が着陸できるなとか知ることができて、話のネタにもなるかもしれませんね(笑)
質問等ありましたらコメント、twitterからお気軽にどうぞ!
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