みなさんこんにちは、コロナ変異株が再び発見され、どうなるのか不安なコロ助です。
やっと終息してきたと思っていたところにこのニュースは辛いですね、、
果たして航空業界が復活できる世界はやってくるのでしょうか。
それでは今回は毎月恒例の今月読んだ本を紹介していこうと思います。
「嫌われる勇気」
今月コロ助が読んだ本はアドラー心理学を対話形式で誰にでもわかりやすく解説している「嫌われる勇気」です。
自分自身、哲学が好きで大学生の時には図書室へ行って、分厚い本を読んでみたこともありました。
しかし理解がかなり難しく、読んでいて疲れてしまい。読破はできませんでした(笑)
この本はその点をしっかりとカバーしていて、普通であれば難解で読みたくなくなるような文章でも、対話形式にすることで中学生にもわかるくらい、平易な文章で翻訳されています。
概要
アドラー心理学を完全解釈し、啓発を行っている「哲人」。
それに真っ向から反論をぶつけていく「青年」。
この二人の対話により、アドラー心理学は説かれていき、現代社会を生き抜く上で必要な考え方を教えてくれます。
最初に伝えておきたいのは、あくまで心理学を解説しているだけなので、優しい内容ではありません。
ときには残酷なまでの真実を含んでおりますので、救いだけを求めて読む本ではないと考えています。
しかし、良薬は口に苦しという言葉があるように、本当に人生を変えてくれる本とは読んでいて辛くもあり、読み終わるころには新しい自分に変わっているかもしれませんね。
青年は辛い幼少期を過ごした過去を引きずりながら現代を生きており、その苦しみから解放されるための方法を探していました。
そんな時に「人は今日からでも幸せになれる」と説く哲人の噂を聞きつけ、哲人の小屋を訪れます。
その日から、青年は哲人の小屋を定期的に訪れ、討論を重ねます。
今回はそんな議題の中から印象に残った1つをご紹介していこうと思います。
原因論と目的論
「原因論で考えず、目的論で考える」
どいうことか例題を用いて解説していきます。
例えば幼少期にいじめに遭い、それ以来引きこもりなった人がいると仮定します。
そのとき、この状況を原因論で捉えると「いじめが原因で引きこもっている」と解釈されます。
今度は目的論で捉えてみると「外に出て傷つきたくないから引きこもっている」と推測できます。
アドラー心理学では、もし当人が本当は外出したいのにいじめのトラウマのせいでできないと主張した場合、それを否定します。
アドラー心理学は目的論で捉えるので、結局は外出したいという当人の希望よりも、当人は傷つきたくないという目的を優先しているため、引きこもりを選択しているということになります。
つまりアドラー心理学ではこの場合、当人が自身の意志で引きこもりでいようとしていると考えるわけです。
初めてこれを読んだときはかなり酷なことを言っているなと驚きましたが、確かに言われてみるとそう捉えても理不尽ではないですよね。
実際に本当に目的があった場合、人間という生き物は様々な工夫を凝らして達成しようと頑張るものです。
コロ助もこれを読んでから、迷ったときや希望が叶わない時は目的論で捉えてみようと思いました。
目的論で捉えるということは、厳しい第三者的目線で物事を観れるというメリットがあるのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「アドラー心理学」、一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
有名なだけあって、人の心理の醜いところを理解して、厳しくもより生きやすく、気楽な人生に導いてくれると思います。
ハードカバーで最初は気後れするかもしれませんが、中身は読みやすく、小説のように読めてしまうので、気になっている方は勇気を出して購入してみてください!
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