みなさんこんにちは、最近は天気も良くて暑いですね~そろそろ梅雨が終わるんですかね。
最近線状降水帯が多発していますね。
これは梅雨の終盤という典型的な特徴なのですが、今回はその線状降水帯ができやすい理由とその原因となるものの天気図での見つけ方について解説していこうと思います。
そもそも梅雨とは
みなさんご存じの通り、梅雨は春が終わり、夏が始まるころいわゆる初夏にやってきます。
その理由は2つの大きな気団にあります。
相撲風に紹介すると
き~た~「オホーツク気団~」、みな~み~「小笠原気団~」です(笑)
ざっくり言うと梅雨はこの北側にある寒気団のオホーツクと南側にある暖気団の小笠原の相撲(ぶつかり合い)によって起きる現象です。
その結果、「梅雨前線」という名の停滞前線が形成されます。
基本的に冷たい空気と暖かい空気がぶつかると、冷たい空気が暖かい空気の下に入り込み、大気が不安定になるので、悪天候が発生します。
それが気団(大きい空気の塊)同士で起こると、1か月を超える悪天になるというわけです。
梅雨を悪化させる現象とは
その現象の名称は「湿舌」と言い、暖かく湿った空気が舌のような形状で梅雨前線に流入すると激しい悪天を起こす1つの原因となっています。
もう遅いかもしれませんが、梅雨の時期にかなり天気が悪くなっているときには、この湿舌を探してみてくださいね。
ちなみにこの暖かく湿った空気は地上天気図では解析されていないので、高層天気図のAUPQ78を見てみましょうね。
高層天気図についての記事はこちらから
まとめ
最近本当によく天気予報で「線状降水帯」というワードを聞いていて、コロ助はこの湿舌を探していたので記事にしてみました。
パイロット訓練生の方などは、知っているとウェザーブリーフィングで役に立つかもしれませんので覚えておきましょう。
コロ助が本日引用させていただいた「新・天気予報の手引」は店頭で見たことがないので、一応ここで紹介しておきますね。
気象の基本を学びたい人にはおすすめです。
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