「自分の中に毒を持て」社会・自己の解像度を上げろ

趣味

こんにちは、怒涛の忙しさに翻弄されブログ更新ができなくなっているコロ助です、、、

入国時のコロナ検査が解除されてからというもの、円安も相まって日本へのインバウンドは留まることを知らない状態になっています。

航空業界が活気づいて嬉しい反面、日本人の海外旅行ハードルが上がっていることが少し残念です。

今回は今更ながら6月の読書本紹介をしたいと思います。

先月読んだのは、芸術は爆発だという名言で広く知られている芸術家、岡本太郎氏の「自分の中に毒を持て」です。

概要

自分の中に毒を持て」この本は芸術家である、岡本太郎さんの過去とその成長過程から育まれてきた人生観について書かれた本です。

岡本太郎さんの過去が普通とはかけ離れていて面白いのもあるのですが、この本は岡本太郎さんの人生観だったり、人間社会の見方が率直な言葉で綴られていて非常に興味深い内容になっていました。

これは絵が下手すぎる私の感想になってしまいますが、この本を読んでからは絵が下手というのはその対象物の造形を言葉で説明できるほど理解していない状態なのかもなと感じました。

次では印象に残った内容を紹介したいと思います。

内向的と外向的どちらが良いのか

最近ではSNSの発達で経営者やお金を稼ぐことに長けた人を見る機会が増え、それに伴って資本主義・ルッキズムが加速しお金を稼ぐことが成功者として考えられる価値観が増幅してきていると個人的に感じています。

そこでお金を稼ぐには外交的になって多くの人と関わった方が良い。
色々な業界を知ったほうが良い。
といったことが言われがちなのですが、逆に内向的ではだめなのでしょうか。

この本では人間というのは、生きるということを真剣に考えたときに内向的にならざるを得ないと書かれています。

この言葉がどういう意味なのか。

それは生きるということ、自分の人生をどうしたいか、どのような人間なのか、どう生きれば幸せなのかを考えてみるということです。

内向的な人というのは、外向的な人よりも自分に向き合っていると言えるのです。

自分に向き合うと何がわかるのか、自分の特性・人生観・趣味など自分がどのように生きていきたいのかを少しずつ知ることができます。

私自身が内向的な人間なので、この言葉には非常に共感できて今の外向的になりましょうみたいな風潮にうんざりしていたので読んでいて気持ちよくなりました(笑)

もちろん内向的な自分が嫌いで、外向的になりたいと思う方もいると思いますが、この本では結局のところ良いバランスを持ち、自分の内向的な部分も含めて受け止めている方がよっぽど人としての深さが出ると書かれていています。

芸術家というどこまでも自分と向き合う必要のある方だからこそ、このようなことが書けるんだろうなと共感せずにはいられませんでした。

「自分の中に毒を持て」のまとめ

いかがでしたでしょうか。

この本は非常に共感できる部分も多かったので、余計ではありますが自分の考えもまとめて書いてしまいました。

もし今の自分の生き方が正しいのか、社会の解像度を上げたい方は、世界でも有名な芸術家の私見がわかるこの本を読んでみてほしいです。

先月の読書本はこちらから

コメント

タイトルとURLをコピーしました