日本の空の戦い②(気団戦争)

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みなさんこんにちは、新型マカンが受注開始されてソワソワしているコロ助です。

今日は第二回となる、日本の四季折々の気候を作り出している空の戦いを解説してきます。

第一回目はこちらから

日本の空の戦い①(気団戦争)

秋と聞くと、春とは逆に少しずつ冷たい風が吹いてきて草木も紅葉へと色を変えていくようなイメージですよね。

それを作り出す秋の主役は春と同じく「偏西風」と「揚子江気団」です。

つまり春と同様に偏西風によって東進してくる移動性高気圧(揚子江気団)によって心地よい天候になるわけです。

しかし、秋は春とは空の勢力が形成逆転します。

春から夏への移り変わりでは小笠原気団(太平洋気団)の勢力拡大により、梅雨前線を押し上げて梅雨明けとなり夏になっていきます。

また、秋の恒例イベントの秋雨前線は梅雨前線とは逆で、オホーツク海気団の南下により小笠原気団との戦いが発生原因となります。

気象庁より

冬と聞くと、地域差はあると思いますが冷たい北風が強く吹き、空は快晴。

冬の主役となるのは「シベリア気団」です。

オホーツク海気団が勢力を増して秋雨前線が南下し切ると、今度はロシア大陸からさらに大きな刺客がやってきます。

それがシベリア気団で、寒冷な大陸性高気圧です。

このシベリア気団の影響で、日本海側では雨や雪をを伴う曇天、太平洋側では快晴となります。

そして冬季の代表的な気圧配置と言えば「西高東低」ですよね。

この西高東低は、シベリア気団の張り出しにより移動性の低気圧が日本の東側に東進することで現れます。

こうなると日本では、日本という比較的狭い範囲で気圧傾度(気圧の高低差)が大きくなることにより強い冷たく乾いた北西風が吹くというわけです。

気象庁より

まとめ

二回に渡って日本の四季を織りなすために起こる空の戦いをまとめてきました。

こうやってまとめてみると意外とシンプルで理解しやすいですよね。

春夏秋冬それぞれのテンプレート知っておくと、毎日微妙に変わる天気図もどこに着目すればいいのかわかってくると思うので、この記事をきっかけにテンプレートを覚えてみてはいかかでしょうか。

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