日本の空の戦い①(気団戦争)

航空

みなさんこんにちは、そろそろ夏本番ですね。

政府が新Go toキャンペーンを計画しているのかわかりませんが、いい加減旅行に行きたいです、、、

今回は、先日の線状降水帯に関する記事から派生して、日本の四季ごとに日本の空の状況を解説していきます。

線状降水帯に関する記事はこちらから

梅雨の終わりには雷雨に注意

春と言えば、ちょうどよい気温に心地よい風が吹いて多種多様な草花がイメージされますよね。

それではその気候はどのように作られているのでしょうか。

結論から言うと、春の主役となるのは「偏西風」という日本上空を通っている西風と「揚子江気団」です。

春には小笠原気団やシベリア気団のような、夏や冬に主役となる気団達は勢力がまだ弱く大きな影響をもたらしません。

それではこの偏西風はどのような働きをしているのでしょうか。

それは移動性高気圧や移動性低気圧の進行です。

つまり春には偏西風が移動性気圧(揚子江気団)たちを運ぶことにより、定期的な天気の循環が発生しています。

その様子を表した諺が「三寒四温」です。

もともと冬季の朝鮮半島などで使われていた表現らしいですが、近年は春先の日本でも使用されます。

まとめると春は偏西風が主役で、移動性高気圧などによって「三寒四温」の天候になります。

春と言えば、他にも「春一番」というワードがありますが意味はご存じでしょうか?

春一番の記事はこちらから

気象庁より

日本の夏は湿気も多く、暑いというイメージですよね

その天候を作り出しているのは何なのでしょうか。

それは「小笠原高気圧」です。

この小笠原気団は別名太平洋高気圧と言って、太平洋上にできる大きな高気圧です。

夏に近づくに連れ、小笠原高気圧が勢力を増して梅雨前線を北へと押し上げると夏本番という感じの気候になってきます。

梅雨について解説した記事はこちらから

また高気圧というのは、下降気流になっていて地表付近では時計回りに空気を吹き出していて、

この高気圧の影響により、日本には太平洋の暖かく湿った空気が入って来ます。

そのため日本では南風が吹くと、暑い日というイメージになるわけです。

気象庁より

まとめ

今回は春と夏を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

意外と天気予報ではあまり詳しく言及されないと思うので、少し詳しいだけでも天気予報が面白くなると思います。

実際、コロ助は天気図見るだけでも結構楽しめたりします(笑)

読んでいただきありがとうございました!次もお楽しみに!

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