飛行機の操縦が難しい3つの理由

航空

こんにちは、最近はPokemon GOのポケふた巡りを楽しんでいるコロ助です。

ポケふたというのは、ポケモンが書かれたマンホールのことで、各都道府県が縁のあるポケモンを選んでいるようです。
このデザインが非常に可愛く、世界で日本にしかないのとても貴重ですよね。

最近は大阪ステイの際に行った東大阪は花園ラグビー場のポケふたに行ってきました。

ライコウのポケふた

さて今回は飛行機の操縦を初めて早10年が経過している、コロ助が考える飛行機の操縦が難しい理由についてです。

飛行機の操縦が難しいと思う理由

飛行機の操縦を上達しようと考えたときに、この理由を考えているのといないのとでは大きく差が出てくる思っています。

というのも人は感覚でわかっているのと、言語化できてわかっているのとでは大きく行動に違いが出るからです。

それでは見ていきましょう。

1.100%同じ環境で行うことができない

シミュレーターは別ですが、実機を使っての離着陸は風や気温が変化するため、この状況が苦手だから練習したいと思ってもすぐに実践することはできません。
他にも飛行機の重量や重心位置などすべて同じ状況が整うことはないと考えていいでしょう。

2.常に本番である

旅客機を操縦するときは基本的にお客様がいる有償便ですので、今日はこれを試そうと思って実験的なことはできません。

スポーツのようにここの微調整だけしたいということもできないですし、失敗は許されないのが現実です。

実は練習できるときは限定変更の際に行う実機タッチアンドゴー訓練のみですが、会社の大切な資産ですのでやはり実験的なことはできないでしょう。

3.動かすスケールが日常に存在しない

日常生活で飛行機ほどの慣性をもって動く乗り物は存在せず、船と比較しても速度が大きく違います。

つまりその慣性を日常生活で感じることはできず、仕事を通じて身に染み込ませるしかないのです。
そのため地上ではイメージトレーニングの量がものを言い、頭の中でどれだけリアルに操縦できるのか重要です。

しかしこれから技術の進歩によってVRを利用することで、操縦を体験できるようになってくるのかもしれませんね。

パイロットが操縦技術向上のために行うこと

操縦が難しいことは伝わったと思いますが、じゃあどうやって技術を向上させているのでしょうか。

1.まずは計算

パイロットは文系理系問わずなれるのですが、操縦に関しては理系科目が影響してきます。
というのも、パイロットは実際に練習ができないのでどのように飛行機を動かせば良いのかを地上で緻密に計算します。

そのときには微分積分や三角関数を使うことが多いのでどちらかといえば理系分野が役に立ちます。

しかし会社によっては既に先人たちの残したツールがあるので、必要ないかもしれません。

2.イメージトレーニング

先ほども少し書きましたが、可能な限りリアルに頭の中で飛行機の操縦を行います。
その時には通常の運航は当たり前で、緊急事態のときダイバートのときなど様々なことを織り交ぜ、自分の目や手足の動きまで全てをイメージしながら行います。

感覚としてはイメージトレーニングがあることで、実践時にこれから起こるであろうことを予想できることがかなり大きいです。

3.ハンガートーク

少ない飛行時間の中で経験値を効率良く獲得しようとした場合、同期からの話の共有は必須です。

それは訓練を終えてからも同様で、なるべく自分を成長させようと考えるとなるべく多くの人からフライトの話を聞くことは極めて重要と言えるでしょう。

飛行機の操縦が難しい理由のまとめ

いかがでしたでしょうか。

以上説明した他にも現実的には全てにお金が掛かるという面もあり、それは就職してからも同様で実機・シミュレーター共に多額の料金が発生していることを忘れてはいけません。

パイロットは飛行機を上手く操縦することに人生を掛けているので、求めているレベルは高いと思いますが、それでも難しいと思える理由が今思いつくだけでもこれだけあります。

これからパイロットを目指す方で、これを理解しているのは意識の面でかなりのアドバンテージになると思います。

他にも航空関係の記事を投稿していますので、気になったものがあれば読んでみてくださいね。

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