これぞバイブルに相応しい名著「論語と算盤」

趣味

こんにちは、最近は仕事が増えブログを更新できていないのですが、それでも毎月1冊というノルマは守っているコロ助です。

先月くらいに読みたい本が急に出てきて、現在積読中の本が4冊ほどある状態です(笑)

今回は毎月恒例の読書本紹介をしていきます。

今月読んだ本は、正直過去最高レベルにおすすめできる本だと思いますので是非参考にしてみてくださいね。

概要

論語と算盤 表紙

今月コロ助が読んだのは日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一氏が書かれた「論語と算盤」です。

この本は渋沢栄一氏の幼少期から培った、人生観と資本主義を確立するその礎となっていた、孔子の言行をまとめた「論語」を引用した本で、現代の資本主義を生きる私達にもかなり説得力のあるものとなっています。

題名ともなっている、論語とは道徳を、算盤とは経済を指しており、資本主義のあるべき姿が資本主義の父と呼ばれる方によって記されています。

また論語とは孔子の言行をまとめた書籍のことを元々指しており、渋沢栄一氏はこの論語の中に人としての全て詰め込まれており、渋沢栄一氏の人としての生き方が記されたバイブルとしています。

現代を生きる人は資本主義がどのような変化をしてきているのかなど、肌で感じて生きてると思いますが、この本では現代を見透かしているかのように資本主義の懸念点を挙げ、そうならないためにはなどの人としての指針が書かれています。

これから自分がどのように生きたいのかを改めて考えるいい材料となる本だと思います。

次ではコロ助が印象に残った内容を一部紹介します。

日本の教育は失敗?

この本では終盤にかけて、日本の資本主義が懸念する材料として教育について語られる場面があります。

既知の通り日本の教育は詰め込み教育と呼ばれ、多種多様な科目について学び・暗記を行います。

その中に道徳という科目は残念ながら低学年を除いてありませんでした。
*2018年から小学校、2019年から中学校での学習に追加されました。

その結果どうなったかというと、賢いだけの人が増え、雇われるより雇う側に回りたい人が増えていると書かれています。

この状況から日本は資本主義の根幹である、労働者と資本家のバランス、需要と供給が崩れていると考えられるとされ、詰め込み教育は失敗だとしています。

果たしてそうでしょうか。
確かに最近は道徳心の欠けた経営や、言動がニュースなどで取り上げられることも少なくありません。

しかしそれは政治にも言えることであり、私はただ管理する側の能力が進化していないだけなのではないかと感じています。

つまり詰め込み教育は失敗ではなく、道徳という科目が無いということが失敗なのだと感じます。

詰め込み教育が失敗と閉じてしまうのは、管理する側からして管理される側はバカでいてくれと言っているようなものです。

「論語と算盤」のまとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の本は、読みながら自分との議論が始められて、自分の中でかなり好きな部類でこれからも定期的に読み直したいと思えるほどおすすめです。

ちなみこれを読むと「論語」も読みたくなります(笑)

ということで論語をポチりました。

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