飛行機の重さってどれくらい?燃費は?

航空

みなさんこんにちは、緊急事態宣言の再発令によって減便を心配しているコロ助です、、、

落ち込んでいても仕方がないので、今日は飛行機の様々な重量の種類とその理由、具体的な重さについて勉強していこうと思います。

今日、勉強する重量の種類は次の3つです!

1.最大離陸重量

文字通り、離陸してもよい最大の重量を示し、
英語でMaximum Take-Off weightと言い、頭文字を取って MTOWと呼ばれます。

この重量が制限される理由は厳密には飛べなくなるからではありません。
離陸滑走時のコントロール安定性や上昇性能、機体強度(タイヤのパンク等)などが関わるのです。
さらに豆知識程度ですが、MTOWが小さいほど空港到着時の着陸料が安くなるため、航空会社によってはわざと小さく設定する場合もあるとか。

B777:230 ton
B767:134 ton

2.最大着陸重量

着陸してもよい最大の重量を示し、
英語でMaximum Landing weightと言い、略して MLDWと呼ばれます。

この重量が制限される理由は接地時のタイヤとストラットにかかる衝撃が大きくなるため。
そのため通常、大型機が離陸直後に着陸することができず、燃料投棄を行ってから着陸を行います。
しかしながら、最近の旅客機の中でも小柄なA320等は緊急時であればこの重量を超えていても着陸可能だそうです。

B777:202 ton
B767:136 ton

3.最大無燃料重量

燃料を搭載していない状態の最大重量を示し、
英語でMaximum Zero Fuel weightと言い、頭文字を取って MZFW と呼ばれます。

飛行機の多くは翼に燃料を搭載するため、構造としては中は空洞になっています。
しかし飛行中に揚力を発生させているのは翼です。
要するに、翼は軽いが飛行中は大きな力が加えられているということです。
みなさんも飛行機に乗った時に翼が揺れている(しなる)ところを見たことがあるとおもいます。

では飛行機の構造を前から3つに分けると、左翼・ボディ・右翼となります。
この中で最も重い部分は間違いなくボディですよね。
飛行中にボディが重すぎて、翼が軽すぎたらどうなると思いますか?

答えは 翼が根元から折れる です
簡単に言うとボディには重力(下向き)が大きく働き、翼には揚力(上向き)が大きく働くためポキッとなっちゃうんですね。
胴上げとかをイメージするとわかりやすいかもしれません(笑)

星野監督渾身の笑顔

B777:191 ton
B767:126 ton

他の機種も気になるという方はこちらのページを参考にしてください。

旅客機性能表

飛行機の燃費はどれくらい??機種によって違うの??

機種によって大きくは変わりませんが、一番大きく違ってくるのは飛行機のエンジンは経年劣化が激しいため、一番新しい機体(エンジン)が一番燃費が良いです

そんなのは当たり前の話であって、飛行機は航空路をという決められた空の道を飛んでいます。
この道は行き先によって事前に決められているので、ほぼ違いは出ませんが、巡航高度は別です。
巡航高度はパイロットが決めるため、追い風の影響を受けるために高い高度を選んだりと選択は様々です。

そのため燃費をよくする一番のカギはパイロットと言えるでしょう。

これで終わっては詰まらないので、実際に飛行機は1分で何円分の燃料を使っているかをコロ助の経験則から紹介します。

フライトには地上走行、離陸、巡航、着陸と様々なフェーズがありますが、
平均すると飛行機は1分で100ポンド(48リットル)の燃料を消費します。
時価によりますが、航空燃料は100ポンドでおよそ5000円なので飛行機は1分飛ばすのに5000円ほどかかっています。

会社のためにもパイロットは安全かつ燃料効率の良い高度を必死で探しています(笑)

他にも飛行機の性能などについてまとめていますので、気になるものがあれば見ていただけると幸いです。

飛行機の速度について(V spd)

オートパイロットについて

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