緊急着陸機の件について

航空

みなさんこんにちは、ふるさと納税で何を貰おうかワクワクしているコロ助です!

今日は約二か月前のピーチ機の緊急着陸の件について、パイロット目線で話していきたいと思います。

先日のANA構造改革についてはこちらから

概要

最初に緊急着陸に至った経緯を追っていきます。
APJ126便 釧路ー関西 で客室乗務員は乗客の方へ飛行機に搭乗いただく際にはコロナ感染拡大防止のためにマスクの着用をお願いしている状況でした。

そこで一人の男性がマスクの着用を拒否したため、その男性の隣席の乗客から座席移動を要求されたため、機長の許可のもと座席を移動していただいたそうです。

地上での映像がYouTubeにありましたので載せておきます。

YouTube
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問題点

問題は離陸してから、その男性が移動した乗客に腹を立てたのかわかりませんが、大声をあげたり、客室乗務員の方を威圧するような行動を取るようになったため、機長権限のもと客室乗務員から注意を受けました。

しかし問題行動がその後も反復されたため、機長は緊急事態と判断し、最寄りの空港であった新潟空港に緊急着陸したようです。

以上が状況説明です。

ニュースなどを見る限り、マスク着用を拒否しただけで緊急着陸機したように思われるかもしれませんが、実際は空中での機内で安全阻害行為の反復が行われたことによりものです。
安全阻害行為の禁止は航空法73条で定められています。

第七十三条の三 航空機内にある者は、当該航空機の安全を害し、当該航空機内にあるその者以外の者若しくは財産に危害を及ぼし、当該航空機内の秩序を乱し、又は当該航空機内の規律に違反する行為(以下「安全阻害行為等」という。)をしてはならない。

つまり機内で犯罪行為が行われていたようなものなんです、、、

コロ助としてはこの機長の判断は当然だと考えます。
もしあのまま飛行を継続していたら、関西空港に着陸できた可能性ももちろんありますが、飛行中ということもあり、もしあの男性の興奮状態が収まらずに暴動などが起きた場合などを考えると飛行機の状態は安全な状態とは言えないですよね?

コロ助が乗客の立場だとしても同様にかなり怖いと感じます。
実際に想像してみるとハイジャックみたいなものだと思いますよ(笑)

コロ助の正直な感想は”二時間くらいマスク着用してよ”です(笑)
隣席の乗客の方からしても、頑なにマスク拒否して大きな声出してる人いたら嫌ですよね、、

もちろん航空会社としても身体的理由などでマスクを着用することができない方がいることは承知していますが、その場合は事前に確認を取るようにしています。

コロ助もマスクの効果については有効かどうかはわかりませんが、タクシーや電車などの密閉空間ではお互いのために着用するようにしてます!

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