事故が起きるメカニズムについて

航空

みなさんこんにちは、今日は昨日に関連して事故が起きるメカニズムについて解説していきます。

結論から言うと、事故というのは小さな過失というものが何回も連なって、起こっていった先にある大きな過失が事故です。
実際に多くの事故はたった1つのミスだけでは起きていません。

最初に紹介するのは
「ハインリッヒの法則」です。

ハインリッヒの法則とは別名ヒヤリハットの法則とも呼ばれます。

大きな事故は330もの軽微な事故や危険事象のうち1回起きるという意味です。


つまり自分だけに焦点を当ててみると、普段から粗暴な運転をしている人は重大事故を起こす可能性がかなり高いということになります。
それは当たり前でしょと思われるかも知れませんが、意外と私生活で今のあぶなかった~なんてことありますよね。
人間なのでそれは当然のことなんですが、それが積み重なるといつか大きな事故に繋がるかもしれないと思うとかなり怖くないですか?


要するに普段から気を付けて生きましょうね!ということ。
小さなミスも大きな事故のタネになりえるんですよ。

2つ目に紹介するのは「チェーンモデル」です。
日本語では事象の連鎖とも呼ばれ、
小さなミスがチェーン(鎖)のように繋がって大きな事故が発生することを表しています。

小さなミスはまた小さなミスを起こすことは珍しくなく、ことわざでも二度あることは三度あるなんて言うのがあるくらいです。
みなさんもなんか今日いつもより調子悪いな~とか気分が浮ついてるな~なんて日がありますか?コロ助はあります、、、(笑)

そういう日はやっぱり普段しないミスが出やすくなっていたり忘れ物をしていたり、、
予想できないミスをしてしまうのがヒトというものです。

じゃあどうすればいいのか?
もっとも重要なことは自分のコンディションが悪いということを知り、いつもの何倍も注意するということです。
そしてもう一つ大事なことは自分は今日、ミスをしやすいぞと認識して作業をすることでいくつかのミスは防げるかもしれません。

最後に紹介するのは「スイスチーズモデル」です。

どんな業種の方もそうだと思いますが、大事な仕事は何人かで取り組みますよね?
それはヒトがミスをするからで、お互いに間違っていないかを確認して進めていくためでもあります。

航空業界にはチェックリストというものがあって、絶対に見逃してはならない事項がまとめられていて、それが正しくできているか確認していく作業があります。
このチェックリストや仕事仲間(自分含む)がこの図で表されるスイスチーズです。

事故はこの幾層かあるチーズの穴を通り抜けてしまったとき起こるのです。
つまり自分のミスを仲間も見逃してしまったときなどに事故は起きやすいということ。

ではどうすればいいのか?


パイロットの世界では、機長も副機長も互いに「信頼はしても、信用はするな」ということはよく言われます。
この言葉はおそらくどの業種の方にも当てはまるのではないかコロ助は思います。
みなさんも仕事仲間を100%信用してしまうと大きなミスに繋がりかねないということを知っておくと助かることがあるのではないのでしょうか。

どうでしたか?
どの法則も結局は同じことを伝えていると思いませんか。

小さなミスを見逃してはいけない

ということです。
もしほかの人がミスをしていても、怒ってはいけません。自分も必ずミスをします。
だから人間はお互いに助け合うんです。

史上最悪の航空事故

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