パイロットは早く乗って何してるの?(航空法73条の2)

航空

こんにちは、本州でも徐々に桜が見頃となって来ていますね。

コロ助は沖縄や福岡で少し早くから桜を見始めていたので若干感覚がズレています(笑)
そろそろ地元の桜を見に行きたいと考えているところです。

さて今回は久しぶりの航空関係ネタを紹介していこうと思います。

以前の航空関係の記事はこちらから

火山灰の恐ろしさ

訓練フェイルになりやすい特徴

出発の約2時間前から準備開始

パイロットは空港や会社にも拠るのですが、飛行機の出発される時間の約2時間前に事務所に出頭します。

出頭すると、地上のパイロットと呼ばれる運航管理者(ディスパッチャー)から飛行計画書というフライトの情報がまとめられた書類を受け取り、概要を説明してもらいます。

ちなみに運航管理者という役職は、別名地上のパイロットと呼ばれ、国家資格に合格して就くことができます。

最近では紙の仕様削減を含めて、タブレットのアプリを使用していますので書類自体は廃止されてきています。

それではこの飛行計画書の内容に入る前に航空法で定められる、パイロット(機長)が出発前に確認しなければならない事項を確認していきましょう。

航空法73条の2について

航空法73条の2とは「出発前の確認」と条項で、

機長は、国土交通省令で定めるところにより、航空機が航行に支障がないことその他運航に必要な準備が整つていることを確認した後でなければ、航空機を出発させてはならない。

という条文になっています。

条文内の運航に必要な準備の説明は施行規則164の15に書かれていて、実際にパイロットが覚えているのはこちらですね。

 当該航空機及びこれに装備すべきものの整備状況
 離陸重量、着陸重量、重心位置及び重量分布
 法第九十九条第一項の規定により国土交通大臣が提供する情報(以下「航空情報」という。)
 当該航行に必要な気象情報
 燃料及び滑油の搭載量及びその品質
 積載物の安全性
 機長は、前項第一号に掲げる事項を確認する場合において、航空日誌その他の整備に関する記録の点検、航空機の外部点検及び発動機の地上試運転その他航空機の作動点検を行わなければならない。

パイロットは覚えることがあるときはすぐに語呂合わせを作ります(笑)

出発前の語呂合わせは「整重NO気燃積(せいじゅうのきねんせき)」と覚えてくださいね。
どういう意味かは聞かないでください!なぜか覚えやすいっていうだけなので(笑)

後ほど順を追って説明していきます。

飛行計画の内容

ディスパッチャーが作成してくれた飛行計画書には何が書かれているのでしょうか。

1.使用する飛行機、飛行経路と巡航高度

使用する飛行機の機種などを間違いないか確認します。
目的地までの経路と高度を当日の気象状況を考慮して最適かを考えます。
高度や経路によって目的地までの消費燃料と所要時間が変わってきます。

2.重量や性能計算

離陸重量や着陸重量が制限内であることと、どのくらいなのかを考慮して離陸形態などを考える材料にします。

3.搭載燃料と飛行可能時間

空港周辺の天気は良好か、経路上の悪天回避は必要かなどを考えて搭載燃料量が適切か確認します。

飛行計画書には含まれませんが、飛行計画の確認と同時に航空情報、通称NOTAM(ノータム)と言われる空港及び航空路のに関する情報も確認します。
これがさきほどの語呂合わせ「NO」に当たる部分になります。

一足先に搭乗

飛行計画の確認後、一足先に飛行機に搭乗します。

着いてからの流れを大まかに説明していきます。

1.航空日誌と外部点検

航空日誌と呼ばれる飛行機の過去の不具合等を記録している書類を確認します。
そして外部点検を行い、使用する航空機の安全性の確認完了。
正確にはブレーキや操縦系統の確認が出発直後に行われて完了です。

この部分が「整」にあたります。

2.搭載燃料

飛行計画通りの燃料量が搭載されているかを確認します。

この部分が「燃」にあたります。

3.機内の安全性確認

お客さんの搭乗終了後に飛行機内の搭載物が固縛されていること、お客さんの着席が完了していることなどを確認します。

この部分が「積」にあたります。

「気」の部分は書きませんでしたが、気象情報のことですのでもちろん事務所でも機内でも随時確認しています。

このほかに飛行経路や高度を入力する等の手順がありますが、今回は航空法に関する部分ではないので割愛しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

パイロットは何事も航空法に基づいて仕事を行っていて、最低限は航空法に従い、更には会社が定める規定に従いながら飛行機の安全を確保しています。

人は慣れてくると当たり前のことを疎かにしてしまいがちですが、パイロットはいつでも基本に忠実に仕事をしていくことで安全を保てています。

飛行機はこの10年でもかなり進化しましたが、基本的なことは昔からほとんど変わっていません。

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