みなさんこんにちは、寒いですが新年張り切っていきましょう!
今日は意外と知られていない滑走路に書かれている番号について解説していきます。
まずどれのことを言っているかというと、滑走路の両端に書かれている番号のことです。
この21という数字は滑走路の片側に書かれており、数字の意味を知っていればもう一方の滑走路端に書かれている数字もわかるんです。
それでは解説に移りましょう。
結論から言うとこの数字は磁方位を意味しています。
磁方位とは地磁気(地球の磁気)の北からの角度を示したものです
つまりコンパスが指す真北からの角度、またはコンパスが指す方位です。
合わせて真方位も解説しておくと
真方位とは緯線(地図上の縦線)が示す北からの角度。
つまり地図上での真北からの角度です。
え、それって同じじゃないの??
実は違うんです!!
中学校の理科の授業で地球は66.6度傾いているということを聞いた覚えがありませんか??
滋方位と真方位の話はこれに繋がるんです。
日本が位置する緯度帯では滋方位は真方位に6~7度加えた値になります。
この方位という数字は、真北を360度(0度)とし、そこから時計回りに真東を90度、真南を180度、真西を270度となっています。
上の写真の21とはどの方角でしょうか。
答えは210度で南南西を示しています。
それではもう一方の滑走路端の数字はなんでしょうか。
210度・南南西の真反対なので北北東の30度が答えになります。
その時の数字は03と表されます。
LやRは右と左を表しています。
具体的には
新千歳空港 01LR/19RL 北と南に延びる滑走路
成田空港 16LR/34RL 南南東と北北西に延びる滑走路
中部セントレア空港 36/18 北と南に延びる滑走路
那覇空港 36LR/18RL 北と南に延びる滑走路
と書かれていますので今度機会があれば確かめてみてくださいね!
訓練生の方は初期訓練で聞いたことがあると思われますが、中学校の授業に絡めて考えることによってかなり立体的にイメージしやすくなりますよね。
知っている方も多かったと思いますが、他にも航空関連で日本の空港についてまとめていますので気になったら見てみてくださいね。
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