みなさんこんにちは、梅雨を感じないくらいいい天気で嬉しいコロ助です!
今日は5月に読んだ本を紹介していこうと思います。
「Originals-誰もが人と違うことができる時代」
この本は以前にご紹介した「GIVE&TAKE」の著者であるアダム・グラントさんが執筆しています。
この記事を読んで気になった方は下のリンクから見てみてくださいね。
この「Originals」は現代を生きていく中で、誰しもが最初は持っていたであろう、他者とは違った面・ユニークな面・アイデアの大切さや必要性を説いています。
しかし理不尽や不条理が多い現代社会でそのユニークな面を輝かせるためには、いくつかの知識やテクニックが必要らしい。
こう説明するとサラリーマンにしか役に立たない本かと思われますが、実際は経営者や個人事業主の方にも必要な知識や統計が引用されていると思います。
本書はその知識やテクニックを実例交えて8章に分けて解説してくれています。
この記事ではその中の1つのエピソードを例として紹介していきます。
有望な企画が却下されがちなのはなぜ?どうすれば適切な判断ができる?
今回例の1つに出てくる「となりのサインフェルド」というテレビ番組はアメリカのもので想像しにくいと思いますが、イメージとしてはアメリカ特有のコメディドラマ「フレンズ」や「フルハウス」などと同じようなテレビ番組です。
この「となりのサインフェルド」というドラマはアメリカ国民の4人に1人が見たことのある、国民的ドラマとして知られています。
しかしこの「となりのサインフェルド」は放映前、脚本をテレビ局の重役に提出した際にはかなりの酷評で「中の下」という評価でした。
このように制作側に受けが悪く、世間一般には高評価な企画を「偽陰性」と呼んでいる。
もう一方の例は、皆さんご存じの発明品「セグウェイ」。
このセグウェイは世間に公表される前、スティーブ。ジョブズらの著名人が自ら出資させてくれと申し出るほどの大発明として噂されており、中でもスティーブ・ジョブズはセグウェイを「パソコンと同じくらいユニークな人を虜にするものだ」評価している。
しかし結果はどうだろうか、今外を出歩いてみてもセグウェイを利用している人は誰一人おらず、印象としてはイベント会場などでよく宣伝されている珍しい乗り物だ。
このように制作側では好評だったが、実際に世間一般の評価が振るわないものを「偽陽性」と呼ぶ。
この二つを例にどちらが良いという話ではない。もちろん結果的には「偽陰性」方が利益になっていいわけだが、無駄な時間や労力がかかっているのでベストなのは製作者側がその企画自体に適切な判断を下せることです。
それではどうすれば適切な判断が下せるのか。
実験検証結果として以下の3点がわかっている。
1.重役になればなるほどその企画に投資して失敗することを恐れている
2.専門分野に関して知識が深まるほど、世間一般との観点がズレる
3.直感が働くのは経験を積んだ分野だけ(予測可能な環境で)
ー変化の目まぐるしい環境では正しく働かない
ここから本書でまとめられている結論としては、判断を下す際にはなるべく多くの同じ分野の仲間、ベストなのは同業者に意見を求める。
とされている。
しかし同業者に相談なんかしたらアイデア自体を盗まれかねないと思われるでしょう。まさにその通りで本当に良いアイデアは盗まれてしまいます。
そのために一番信頼できるのは誰か。それは同じ会社で働く部下や同僚ですよね。
今の日本の企業は決断はすべて上層部の独断で時間が掛かるのが定番です。
もちろん最終的には上層部が決めるべきだとは思いますが、それまでに部下の介入や社内の全体的な意見も決定の際には考慮されれば適切な判断は下されやすくなります。
本書ではこのような仕組みを採用している企業が紹介されており、学べることが多いです。
まとめ
今紹介した例は会社員から経営者まで共通して学ぶことができる話でしたが、他にも多く、もっと早く知りたかった事実や実験結果がしっかりと太字で書かれていて非常に読みやすいので是非読んでみてください。
この本は正直今まで読んできた中で、有益な知識やテクニックが詰まっていて今後の人生をより良くしていけると確信している一番おすすめの本です!!
このような本はなるべく若いうち読んでおくほど、効果的に働きますのでなるべく1日でも早く読んでくださいね!!
この本で迷っている時間ももったいないくらい!!
有益度 :☆☆☆☆☆
読みやすさ:☆☆☆☆☆
コスパ :☆☆☆☆☆
満点です。
是非読んでほしい良書ですね。
下にリンクを貼っておきますので見てみてくださいね。
ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 [ アダム・グラント ] 価格:1,980円 |
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