こんにちは、激動の年末年始を終え一息ついているコロ助です。
新年早々悲惨な事故が起こって、暗いムードになりがちですが今年も頑張って行きましょう!
それでは今回は、パイロットなら誰しもが不安になる航空身体検査についての豆知識をまとめていきますので、是非参考にしてみてくださいね。
航空身体検査前に気をつけること
私は今年で何回目の航空身体検査かわかりませんが、何回も受けていると周りの人からの情報や自身の経験則から、異常が出やすい検査項目などがわかってきます。
初めに異常が出やすい検査項目をまとめておくと、血圧・尿酸値・コレステロールです。
この項目で異常値が出やすく理由をこれから紹介していきます。
航空身体検査前に絶対やってはいけないこと①
「飲酒」
基本的にエアラインパイロットは航空身体検査前は1週間前くらいからは禁酒します。
過度でなければ問題ないとは思いますが、航空身体検査に引っかかると再検査、最悪の場合には乗務停止になって仕事ができなくなってしまうので、かなりストイックに自制して臨みます(笑)
飲酒をするとどうなるかというと、高血圧と尿酸値の数値が高くなります。
基準値を超えてしまった場合は、基本的に時間を空けて再検査となりますが、身体検査のために勤務日が削られてしまうのでフライトは減ってしまいます。
遅くとも3日前くらいからは飲酒を控えることをおすすめします。
最近では飲酒習慣の有無も検査項目に追加されており、お酒に対する目はかなり厳しくなってきています。
航空身体検査前に絶対やってはいけない②
「筋トレ」
身体検査になると体に良い事をしないと不安な気がしてきて、筋トレをする人が後を絶ちません(笑)
実際筋トレを行うと尿酸値が上がり、血液検査の尿酸値数値が基準値を超えてしまいます。
また筋トレに伴い、プロテインの過剰摂取は腎臓を痛めるので気をつけましょう。
習慣化している方は身体検査直前は控えめに行うことをおすすめします。
航空身体検査前に絶対やってはいけない③
「ランニング」
筋トレと同様に尿酸値に異常が出やすくなります。
航空身体検査前に絶対にやった方がいいこと
「水分補給」
水分補給とは言っても、「水」をおすすめします。
アクエリアスやポカリスエットなどは糖分も含まれていますので、高血圧に繋がる恐れがあります。
個人的には身体検査の1週間前から1日最低2Lの水を飲むようにしています。
航空身体検査前に絶対やってはいけないことのまとめ
いかがでしたでしょうか。
航空身体検査はパイロットにとって、定期審査と並ぶ1年に1回の試練です。
体に良いと思ってやることが実は身体検査にとっては良くなかったりするので、一番わかり易くいうと心身ともにノンストレスの状態で過ごすことを心掛けてみてください。
また寝不足も健康の大敵なので、身体検査だけだからと言って夜更かしするのはやめましょう。
身体検査についての記事はこちらから
コメント