みなさんこんにちは、最近急に寒くなりましたよね。
これは上層の寒気のせいなんですが雪が降ると皆さんも私生活大変になりますよね?
飛行機も同じく大変なんです、、、
今日はそれがどんな風に大変なのか説明していきますね!
飛ぶまでが大変
まず離陸するまでの準備がいつもの倍くらいかかります。
滑走路は今どういう状況かをSNOTAM(積雪状況や除雪状況などを見れる)という資料を見て、出発できるか判断します。
そしていつもより厳しい環境設定をして離陸距離を求めてから離陸します。
しかし!
このときまだ雪が続いていたら、防除氷液という飛行機の翼上に着氷しなくなる特別な液体を散布しなければなりません。そしてこの液体が有効な時間内に離陸できなければまたやり直し、、、
この防除氷液というのは、離陸するまでに飛行機の翼上などの積雪もしくは着氷を防いでくれる液体です。
主にアルコール系を主成分とする、化学的防除氷剤が今の主流となっています。
飛んでる時は大丈夫なの??って思う方もいらっしゃいますよね。
飛行機は飛んでると早すぎて雪が積もる心配もなく、離陸中は上を向いてるので翼上には雪が付着しにくいんです!だから飛んじゃえば意外とすんなり飛行できたりします(笑)。
その代わり、翼前縁部やエンジンに着氷すると大変なことになるので、飛行機のエンジンから発生する高温の空気(通称Bleed)を利用して、その部分への防氷を行っています。
ちなみにプロペラ機なんかは、プロペラに電熱線を通したり、翼前縁部にはラバー素材の部品を装備しており、一定以上の着氷を確認した時にラバー部分を膨張させることにより除氷する仕組みになっています。
もちろん着陸も大変
着陸も離陸時と同じくブレーキングアクションなどを参考に、厳しい条件で着陸距離を計算します。
降りた後は着陸のために使用したフラップに積雪や着氷している可能性があるため、いつも通りの手順で操作してはいけないので要注意です。
そして滑走路はもちろん、到着ゲートまでの走行経路が雪などの影響で滑りやすくなっているので注意深く、ゆっくりと走行しないと危険です。
まとめ
どうでしたか??
飛行機も意外と雪で苦労してますよね!
まだまだ寒い日が続きますが体調にはお気をつけて!
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