訓練フェイルの原因となりやすい特徴

航空

みなさんこんにちは、定期訓練が迫ってきて怯えているコロ助です。

パイロットは1年に2回の審査と1回の訓練があり、このプレッシャーからストレスを受けるのは必然なのですが、いつか慣れるのでしょうか(笑)

さて今回はそんなパイロットを目指すうえで最も恐れる単語である「フェイル」についてまとめていこうと思います。

これから訓練の方や訓練中の方は是非参考にしてもらえると嬉しいです。

フェイルとは?その原因は?

パイロット訓練生が最も恐れる「フェイル」とはどういうことかを説明しておきます。

Failは「失敗する」「しくじる」と訳されることが多いのですが、フェイルとはそのまま「パイロットの資格を得るための訓練に失敗する」という意味です。

パイロットの資格を得るためには自衛隊又は自社養成を除いて自費で訓練費を用意し、指定されたカリキュラムで国家試験(実技)に合格しなければなりません。

この訓練カリキュラムを通過できない、または最後の国家試験に合格できないことを航空業界ではフェイルと呼んでいます。

そして本題となるその原因ですが、大きく3つに分けられます。

健康上の問題

能力上の問題

性格や年齢上の問題

次にこの3つの原因について解説していこうと思います。

問題点の解説

1.健康上の問題

健康上の問題とはズバリ航空身体検査のことですが、訓練をしていると当然ですが身体や精神には知らず知らずのうちに大きなストレスがかかっています。

時にはその過大なストレス等が原因と思われる、失神や恐怖症などを発症してしまい航空身体検査に不適合となる人も残念ですが少なからずいます。

2.能力上の問題

パイロットには耳でATCを聞きながら、操縦に反映させていくようにマルチタスク能力が要求される場面が多いです。特に基礎訓練では。

正直、今操縦している旅客機は安全にフライトするためにかなりハイテクなのですが、訓練機となる小型機はすべてを手動で行い、ナビゲーションも行うのでかなり忙しいことやってたな~と感じます。

3.性格や年齢上の問題

訓練は20歳を超えた大人が共同生活をしながら行います。
そして訓練では自分の未熟さに打ちのめされながらも、同期と協力して進めていく必要があります。

そんな時に問題となりやすいのが、プライドが邪魔をして素直に相談できなかったり、アドバイスを聞き入れられなかったりすることと年齢が少し離れていてみんなの輪に混ざれないことです。

年齢に関してはやはり若い方が何事にも順応しやすいためか、訓練も上手くいくようです。

フェイルになりやすい特徴5選

1.メンタルが強くない

2.プライドが高過ぎる

3.コミュニケーション能力が低い

4.初期訓練を開始する年齢が高め

5.パニックを起こしやすい

以上がコロ助の経験上フェイルしやすい人の特徴と言えますが、これは年齢を除いて、人格等の個性ではないため、意識的すれば自分の性質を変えていくことができるものだと思いますので、もし訓練が心配だったり上手くいかないと悩んでいる方は意識してみてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自分のことを棚に上げているように書いていますが、コロ助も訓練中にはメンタルが弱ったりしていた時期もあり、その影響でコミュニケーションが疎かになるということもありました、、、

ですのでもし今は大丈夫でも、壁にぶつかったときにはこの記事を思い出してみてくださいね。

きっと苦しくても何とか訓練を無事に乗り越える助けとなるはずです!

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