衛生画像の活用法(航空気象)

航空

こんにちは、最近はフライト終わりに甘い飲み物が欠かせないコロ助です。

砂糖はマイルドドラッグとも言われるので、節度が大事。
糖尿病には気をつけます。

今回は航空気象に関する記事をまとめていこうと思います。

前回の航空関係の記事はこちらから。

パイロットは早く乗って何してるの?

火山灰に遭遇したらどうする?

衛生画像の種類

パイロットがフライト前に確認するレーダーエコー画像は3つあります。

1.可視画像

宇宙にある気象衛星からの画像をそのまま映し出したものです。
夜には真っ暗になってしまうので注意。

可視画像

2.赤外画像

雲・地表・大気から放射される赤外線を観測し、白の濃淡で表されます。
白の濃淡により雲の高度や種類を判別することができます。

赤外画像

3.水蒸気画像

赤外画像の一種で、大気中の水蒸気を白の濃淡で表します。
ちなみに水蒸気は赤外線を吸収しやすいという特性を持つため、このように水蒸気に特化した画像を作成することができます。
大気の湿り具合は気象解析に重要な要素となります。

水蒸気画像

正直ほとんど見た目は変わりません(笑)

各画像の見方

具体的に衛星画像の見方をまとめていきます。

1.可視画像

日中のフライトであれば利用可能です。
赤外画像と比較することで高層の雲や低層の雲を見分けることが可能です。
一番わかり易い衛星画像ですので取り敢えず見る癖をつけておくといいと思います。

2.赤外画像

温度の低い雲をより白く表していますので、可視画像との比較により高層の雲なのか低層の雲なのかを判断できます。
温度の低くない雲は灰色で表されますので、海との区別がつきにくい点にも注意しましょう。
夏場などでは台風近傍の雲がどこまで広がっていて、高層まで広がっているのかなどを判断できます。

3.水蒸気画像

中層より上の高度帯の水蒸気量をより白く表しています。
台風に影響範囲や冬場のジェット気流の位置を調べるために見ることがあります。
上の画像であれば、日本海を通るジェット気流が明瞭ですよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

コロ助は基礎訓練時代にはここまで衛星画像についての知識は無く、低高度でのフライトでしたのでほとんど見たことはありませんでした。

しかしエアラインに入ってからは、衛星画像から得られる情報は多く、天気図よりも確かですのでフライトの日には毎回確認しています。

気象庁のホームページには様々な解説がまとまっていますのでこちらも見てもらえるとよりわかりやすいと思います。

気象庁

参考になれば幸いです。

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