パイロットが必ず気をつけるべき、ミスが起きやすいケース5選

航空

こんにちは、まもなくポケモンの新作発売ということでとても楽しみなコロ助です。

ゲームも楽しみなのですが、早く海外旅行にも行きたいです、、、

今回は航空業界ではよく聞く「ヒューマンエラー」に着目し、ミスが起こりやすい場面や状況を紹介していきますので自分の日常生活の中でミスをした場面と比較してみてください。

1.作業順序が入れ替わるとき

日常生活ではあまりない状況だと思いますが、仕事をしているときなどには当てはまる場面も多いのではないでしょうか。

人間にはワーキングメモリと言う、一時的に必要な情報や記憶を保存・処理しておける能力があります。

フライトをしていると頻繁とまではいきませんが、計画通りに事が進まないことが起こります。

するとこのワーキングメモリに保存していた情報に更新をかけなければいけません。

このときに人はミスを起こしやすくなるというわけです。

2.予想が外れたとき

パイロットは訓練生の頃から口酸っぱく言われるように、イメトレなどの予想をしながら手順を進めていくことが非常に多い職業です。

ブリーフィングなどでもランウェイや経路を予想して行います。
旅客機になると、客室のシートベルトサイン点灯時間なども考えなければいけないので、初期訓練時よりもさらに予想することは多くなってきます。

しかし経験の浅い間は予想をしても外れることは、少なくありません。

予想が外れた時にしっかりと状況認識を変えることができればいいですが、ときには予想が外れたことを忘れて計画通りに手順を進めてしまい、実際に自分が考え直した手順を抜かしてしまうことは少なくありません。

特に急な降雪現象が起こると手順が入れ替わったり、増えたりするのですがいつも通りに操作してしまうということはよくあるミスです。

3.プレッシャーが掛かるとき

言わずもがなかもしれませんが、ミスをしちゃいけないだとか、ATCを聞き間違えちゃいけないなどといったことに気を掛けている状態では、脳内では少なからずミスをしてはいけないということに対して無駄なワーキングメモリを割いていることになっているので、頭を100%活用しているとは言えません。

変にプレッシャーを感じているときや掛けられているときは、なおさらミスを怖がるような意識はすてなければいけません。

練習は本番のつもりで、本番は練習のようにという教えは経験上も正しいと言えます。

4.油断しているとき

天気の良い日や普段から仲の良いクルーでフライトをしているときには、自分では気付かないくらい油断しているものです。

飛行機のインシデントなどは天気が良い日にも起こっていて、ヒューマンエラーが原因だったりします。

5.マニュアルなどに大きな改訂があったとき

パイロットはFCOMやAOMといったマニュアルに定められた手順で飛行機を操縦していますが、これらのマニュアル類はときおり大きな改訂が行われます。

そこで手順が変わってしまうと今まで、身体に染み付いた手順から逸脱し最初の方はミスが頻発しやすいので一層の注意が必要です。

ミスが起きやすいケースのまとめ

いかがでしたでしょうか。

実体験から思い当たる方も少なくなかったのではないでしょうか。

以前にもミスが起きやすい3Hという記事を投稿しましたが、ミスが起きやすい状況であるということを知っているのといないのとでは心構えや警戒心が大きく変わってきます。

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