みなさんこんにちは、まもなく新年度ですね!
航空業界はまだまだ厳しそうですが、コロ助はできることをコツコツ積み重ねて機長目指して頑張っています。
今日は新年度ということで、現在唯一と言って良いパイロットの就活である自社養成についての情報をまとめました。
自社養成ってなに?どこの航空会社?
パイロットは自動車免許と同様に、学科試験を受け、訓練所(教習所のようなもの)に通い操縦訓練を行い、最後に航空局の審査官による国家試験を合格して免許(ライセンス)を取得します。
この過程を自費で行うと約1000万円ほどかかります。
しかし自社養成パイロットはこの過程をすべて航空会社負担かつ給与を貰いながら受けることができます。
つまり自社養成は唯一ほぼ実費無しでパイロットになれる道なんです。
現在日本でこの自社養成を行っている航空会社はANA,JAL,SKYMARKの3社です。
詳しくはこちらから
パイロットに求められる人材(素質)は??
そもそもパイロットに求められる素質は特に3つと言われています。
1.コミュニケーション能力
パイロットの仕事は一期一会で、フライト当日に初めてお会いする方がほとんどです。
その状況下であっても常に安全なフライトを遂行するには機長はもちろん、客室乗務員の方や地上スタッフとも適切に連携していく必要があります。
そこで求められるのがコミュニケーション能力です。
2.素直さ
この素直さは何のために必要かというと、ずばりパイロットとしての技量向上です。
はっきり言うと飛行機の操縦が最初から天才的に上手という人はいません!!
センスがあるという人はいますが、絶対に経験がある人よりも初心者の方が上手いということはあり得ません。
そのため、教官や先輩のアドバイスを聞けないタイプの人は我流の操縦となり危険なんです。
航空会社に入って身に染みてわかりますが、パイロットは多くのルールに従って飛行機を安全に飛ばす必要があります。
コロ助的には一番重要なスキルと言えます。
3.法令順守
前項でも述べたように、パイロットは多くのルールに従う必要があります。
そのときに少しでも自分に甘くなってはなりません。
「必ずルールを守る」という厳密な倫理観が必要です。
パイロットはよく心技体が必要と言われますが、そのときに「技」と「体」は0~100点の間で評価されますが、「心」は-100~100点の間で評価されるので、考え方や倫理観がマイナスの人は最も低く評価されるので覚えておきましょう。
自社養成に求められる人材は?
特に自社養成に求められるのは、ズバリ「愛社精神」でしょう。
なぜなら自社養成は会社の負担が大きいため、訓練を修了し副操縦士になった後も他社に行かず機長となって1年でも長く働いてほしいからです。
さらに言うと、もし訓練でフェイルした場合でも1人の会社員として雇用を継続し働いてもらいたいからです。
必ず面接時などはその航空会社の企業理念などを踏まえて、会社の望むパイロット像を思い描いてください。
まとめ
以上が自社養成パイロットを目指す方は最低限知っておいた方が良い知識です。
他にも航空会社によって、細かな違いはありますが今回説明したパイロットの人物像はどの航空会社でも共通と思って大丈夫です。
下にコロ助が訓練中に読んだおすすめの書籍を載せておきますので、時間があるうちに読んでおくと自分が普段の生活で意識すべきことを学べるのでおすすめです。短期間では身につきませんので。
他にもパイロットの就活に関する記事をまとめていますので、気になるものがあれば見てみてくださいね。
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