こんにちは、冬になって急に睡眠時間が長くなっているコロ助です。
朝が寒いだけで人生損している気分になってしまうので、最近は暖房の入タイマーをセットしています（笑）
今回は台風の中でも飛行する飛行機は雷に当たっても問題ないのか、という質問があったので答えていきたいと思います！
飛行機が被雷しても問題ない理由
ときどき飛行機は雲や雨の中に飛んでいるときに、雷に打たれることがあります。
雷は約10億ボルトもの電圧を持つため、飛行機が被雷すると、墜落や乗客の死亡など、大きな事故につながるのではないかと心配する人も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、飛行機が被雷しても、墜落や乗客の死亡などの事故につながることはほとんどありません。
なぜなら飛行機は、雷によっても安全に飛行できるように設計されているからです。
飛行機が雷に打たれたときに安全である理由は主に以下の2つがあります。
１．表皮効果
飛行機はジュラルミンというアルミニウムなどの金属でできています。
金属は電気をよく通す性質があります。
そのため雷が飛行機に当たると、電流は飛行機の表面を流れるようになり、飛行機内部には伝わりません。
この現象を「表皮効果」といいます。
表皮効果によって、雷による電流は、飛行機の表面のごく薄い部分に流れるようになり、内部の乗客や機器に影響を与えることがほとんどありません。
２．防雷システム
飛行機には、雷を避けるための防雷システムが搭載されています。
このシステムは雷が飛行機に当たる前に、雷雲の電気を誘導して、飛行機から静電気から発生する電荷を逃がすように設計されています。
主にそのシステムは「スタティック・ディスチャージャー」と呼ばれる、黒い棒状の物体が左右・尾翼の翼端に装備されているので今度探してみてくださいね。
万が一、飛行機が雷に打たれた場合でも、機体に大きな損傷を与えないように、防雷システムが備わっています。
このシステムは、雷による電流を逃がすための導電性のあるケーブルや、雷による衝撃を吸収するための装置などで構成されています。
これらのシステムによって、飛行機は雷に打たれても、墜落や乗客の死亡などの事故につながることがほとんどないのです。
もちろん雷に打たれたことによって、飛行機の外装に傷や焼け焦げが発生するなどの損傷が生じる可能性はあります。
しかしこれらの損傷は、飛行機の安全性に影響を与えるものではありません。
また頻繁ではありませんが雷に打たれたことによって、飛行機の電子機器が故障する可能性もあります。
この場合でも、基本的に再起動をすると直ることがほとんどですので、飛行機を安全性に問題はありません。
このように、飛行機は、雷によっても安全に飛行できるように設計されています。そのため、飛行機に乗るときは、雷に打たれても墜落するのではないかと心配する必要はほとんどありません。
飛行機は雷に当たっても大丈夫！？のまとめ
いかがでしたでしょうか。
そもそもパイロットは雨粒の運動の激しさを探るウェザーレーダーというものを使って、雷に当たりそうな雲は避けているのも知っておいてもらいたいです（笑）
ただ万が一被雷したとしても問題がないということを知っていれば、飛行機に乗る方のハードルが下がるのではないでしょうか。
飛行機が苦手な友人がいたら教えてあげてくださいね！
他にも飛行機について記事をまとめていますので、気になるものがありましたら読んでみてくださいね。
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