ミスが起きやすい状況「3H」とは?

航空

こんにちは、年末調整でバタついているコロ助です。

実際は確定申告もする予定なので、年末調整をしなくてもいいのですが毎年一応期限に間に合わせるのに必死です(笑)

今回は工事現場や工場などでは知られているであろう、ミスが起こりやすい状況を表した「3H」を紹介していこうと思います。

3Hとは

些細なミスが重大な事故に繋がりかねない工事現場や工場では、安全には最も気を配らなければならず常に新しい対策などが考えられています。

それは航空業界も同じで、航空事故というのはとても些細な事から派生して起こり得るものなので些細なことでもミスはミスとして全体が対策を考えなければいけません。

国土交通省では「公共交通に係るヒューマンエラー事故防止対策検討委員会」が設置され、全日本空輸(株)、日本通運(株)、日本ハム(株)、日本郵船(株)、東日本旅客鉄道(株)の5社がヒューマンエラー防止策を発表しています。

誰が考案した標語かはわからないらしいですが、「人間が作業を行う際、ミスや失敗を起こしやすい状況を簡潔にまとめた標語」としてウィキペディアにも載っています。

それでは1つずつ見ていきましょう。

Hajimete(初めて)

人間は慣れてきたことに関しては驚くほどの、速さかつ精密さで行うことができます。
職人技などはいい例ですね。

しかし誰しも初めてやることに関しては、ミスをしやすいものです。

そのため航空業界などではOJT(On the Job Training)と言われる、先輩が指導しながら業務を行う研修が必ず入ります。

初めてはミスが起きるものと思って、指導する側もしっかり見ておく必要がありますね。

henkou(変更)

計画されていたものに変更が加わるときには、脳内のワーキングメモリにも変更が必要になり変更点だけに注意が向いてしまい、もとの計画の部分でミスをしやすくなってしまうというケースが経験上、非常に多く感じます。

同じようにミスをしないようにしようと考えると、実際の操作に割くワーキングメモリの部分が少なくなってしまい、余計にミスをしやすくなるので逆効果なようです。

hisashiburi(久しぶり)

久しぶりに何かをするときに、うろ覚えのまま進めていくとほぼ確実に何かしらのミスをしますよね。

久しぶりのときは初めて行う作業だと思って取り組んだほうが良いくらいですので注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

言われてみれば当たり前のだったと思いますが、標語にして覚えておくといざそのときに思い出しやすいということや頭に残りやすいというメリットがありますので、「3H」だけ覚えて帰ってくださいね。

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