天気図の見方①(地上天気図/ASAS/FSAS)

航空

みなさんこんにちは、もうすぐ三月なんですね。
ワクチン接種が開始されていて、海外の航空会社では既に全従業員の接種が完了して国際線を復活させているようです。
コロ助も海外行きたいです、、、

さて今日はパイロットが飛行開始前に天候状況を確認するときに何を見て、どう判断するのかを解説していこうと思います。

1.ASAS(アジア地上解析図)

ASASとは「Analysis Surface ASIA」の略です。

気象庁より

要するに日本周辺の気象状況がまとまった天気図です。
当日の天気概況を知りたいときは、まずこの天気図に目を通します。

この天気図で知りたいことは何かというと、フライトに大きく関係する気象情報、出発地と到着地周辺はどういう状況にあるのかということです。

それでは羽田ー那覇のフライトを想定してみましょう。

トピックは大きく4つあります。

①千葉県沖の低気圧
恐らく羽田空港付近はどんよりとして、雨が降る可能性もかなり高めでしょう。
しかしTakeoff minimaには問題ないでしょうから、地上走行のスリップなどに注意ですね。

②北の低気圧から延びた停滞前線
停滞前線から北側500kmまでは悪天の影響が出ると言われているので、おそらく離陸後は雲中を飛行することとなり、多少の揺れが予想されます。
詳しくは雨雲レーダーなどで確認する必要あり。

③到着地周辺のGW
GW(Gale Warning)/海上強風警報 : 最大風速34ノット以上48ノット未満の範囲

台湾周辺にGWが発出されているため、那覇周辺も同じく強風が予想でき降下中・アプローチ中も揺れる可能性あり。

④台風接近中
TW(Typhoon Warning)/海上台風警報 : 台風による風が最大風速64ノット以上

台風の大きさによっては帰りの便で影響が出そうです。
豆知識:台風の定義はよく審査・試験で聞かれるので覚えておきましょう(笑)
台風:北西太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧で、かつ低気圧域内の最大風速が約17.2m/s(34kt)以上にまで発達したものを指す呼称

こんなことを考えてから空港の気象情報(METER)を見ると答え合わせみたいになって楽しいです(笑)
外れてたらまた勉強になって経験値として蓄積していきましょう。

2.FSAS(アジア地上予想図)

現在状況の次に見たいのは何かというと、今後の予想図。
FSASとは「Forecast Surface ASIA」の略です。

気象庁より

FSASはASASの24時間後の予想図になりますので、朝から夕方にかけてどのように天候状況が変化してくるのか、低気圧は勢力を強めるのか、接近してくるのかなど様々な予想に役立ちます。

基本的に内容自体はASASと何ら変わりはないので、ASASを見るように今日のフライトに関連しそうなことを考えていきます。
そして空港周辺の天気は良くなるのか、悪くなるのか、変わらないのかを考え、TAFを確認すると楽しいです。

まとめ

ざっと見ているところは以上で書いてきたところですが、一番重要なことはすべての天気図を関連させて見ていくところです。

実際にはもっと多くの天気図を見ているので、それらをすべて見て、立体的に気象状況を想像することが目標だと思って日ごろから天気図を見るようにしてみましょう。

コロ助もまだまだ修行中です!!(笑)

また天気図シリーズ(METER/TAFも)出していこうと思いますので、気象学に詳しい方や要望がある方はお気軽にコメントください!

他にも航空関連の記事をまとめていますので、気になるものがあれば覗いてみてくださいね。

ジェット気流について
雪が降ると大変

イラスト図解 よくわかる気象学 第2版 [ 中島俊夫 ]

価格:2,640円
(2021/2/25 17:47時点)

図解入門最新気象学のキホンがよ~くわかる本 第3版 [ 岩槻秀明 ]

価格:2,530円
(2021/2/25 17:48時点)

コメント

タイトルとURLをコピーしました